うりうちゃんの日記

拗らせイギリスオタクの普段の日記

初歩すぎて言及されない就活のコツ:志望動機編

こんにちは、うりうちゃんです。

 

今回は、うりうちゃんが就職活動をする中で気づいたことや

多分基本中の基本だけど分かるまでに時間がかかりそうだな!?

と思ったことをお話しします。

 

前提の汲み取りが苦手なASDをはじめとする人、

就職活動をしているけど結局なぜ落とされてどう気をつけたらいいのかわからない人

そんな方々の参考になれば嬉しいです。

 

 

 

1:まず想定しておく部分

1:大前提として/企業側の狙い

近年就職活動に対する姿勢は変化を見せていますが、

今回は「企業に選んでもらう」ために企業に向けて履歴書を送ることを想定します。

 

選考における判断基準は企業の数だけありますが、

共通すると考えられるのは

「自分たちの企業で活躍できるか」

「長く働いてくれるか」

の2点です。

 

それを見極めるために、企業は履歴書や作品を見て

選考に応募してきた学生の性格や価値観、能力を見るのです。

 

それに対策をする場合、ベタですが人の能力と性格に関係なく使えるのが

「あなたの会社に興味があります」戦法です。

 

とにかく応募先の企業について調べて、事業内容を把握して、

「あなたのこんなところと私のこんなところが合うと思います!」

と書くんですね。

 

2:より良い就職先のために/学生側の狙い

そして私たち学生側の就活での重要な狙いは、

「希望と合う企業に入社する」

「欲しい人材だと思ってもらう」

ことです。

 

人によって本当に会社選びの基準は異なりますが、

なるべく自分の中での優先順位通りに希望を叶えて入社したいものです。

 

自分にとってのメリットデメリットは会社について調べればいいものの、

会社側がその学生を採用するメリットは調べてもなかなか出てきません。

それにお金もかかります。

 

そのため、就職活動で一番最初にやり取りをする「履歴書」の中で

「自分はこんな考え方ですよ!御社にピッタリだと思いませんか?」

「自分はこんな技術を持っています!会社にいるとめちゃくちゃ助かると思いませんか?」

とアピールしまくるのです。

 

応募の多い大企業はここで「会ってみる価値がある」と思ってくれないと面接をしてくれませんし、

応募の少ない中小企業はとりあえず会ってくれても話を最初から真剣に聞いてくれるか聞いてくれないかに影響してしまいます。

 

なので自分に対して期待してもらうために、履歴書を送るのです。

 

2:じゃあどういう内容を書くのか

前項で履歴書の目的について確認しました。

それを踏まえて、志望動機に盛り込む内容を考えていきます。

ご自身のエピソードや相手の会社に合わせて、

志望動機を書くための情報収集ぐらいのつもりで会社説明会に行くと便利ですよ。

 

0:原則

これから書く内容は、内容(コンテンツ)同士を繋ぎ合わせて

「だからあなたの会社に入りたい」

に着地させる必要があります。

 

そのために必要な情報を十分に、かつ煩雑にならないように盛り込まないといけません。

それを踏まえて、自分が「関係ある」と思える話題同士を選ぶと実際に書くときに楽ですよ。

 

1:会社のために書くこと

まずは会社が知りたい情報を書きます。

 

会社が知りたいのは「なぜうちの会社じゃないとダメなのか」です。

また職種ごとの志望動機を書く際は、「他の役割でなくその職種じゃないといけない正当な理由」を聞きたがっています。

 

そのため、「なぜうちの会社じゃないとダメなのか」というテーマは

  1. その会社の業種がいいと思った理由
  2. 業界でその会社と他の会社で違うところ、オリジナルであるところ
  3. 学生の気持ちや性質とどう噛み合っているのか

という風に分解することができます。

 

例えば飲食業界大手のコカコーラさんを志望する場合、

  1. 飲食業界に入りたい理由
  2. 海外企業が日本に根付いた経緯
  3. 人々に愛される身近な飲み物としての側面を支えていきたい

という風にまとめることができます。

(あくまでも一例で、あなた自身が興味を持った部分について書くのが重要です)

 

この時に、

企業の成長や未来につなげられるともっと「採用」という目的にぴったり合うので、頑張って企業について調べてみてください。

 

2:学生のために書くこと

次に学生が伝えておきたい情報を書きます。

 

これは「他の学生よりも絶対私を採った方がいいよ!」という主張なので、

他の学生さんとは違うことや自分の自身がある部分、希望する企業とマッチしている情報を書きます。

 

そうなると、「他の学生よりも絶対私を採用した方がいい理由」は、

  1. 自分がどんな風に考えて判断して
  2. (どういう狙いで)
  3. 実際にどんなことを行動に移して
  4. どう感じて
  5. どうしていこうと思ったか

という風に分解されます。

 

例えば私の「就職活動前に企業にインターンとして入社した」ことは、

  1. 学校で習うことと実践には乖離があると考え
  2. 就職活動をする前に実際の現場を見て理解を深めるために
  3. IT業界に学生インターンとして入社し
  4. 現場では作業工程全体をイメージすることが大事だと感じ
  5. 今後は依頼の目的も考えようと思った

のように書けます。

 

あくまでも自分が感じたことや見たことを中心に、

捉え方をいろいろな目線に変えるのがコツです。

 

 

3:実際に書いてみると

それでは上記の内容を踏まえて、志望動機を書いてみましょう。

 

今回は、

服飾系の中小企業に入社するための履歴書を想定します。

「弊社に入社したいと思った理由」を問われた場合、以下のように書くことができます。

 

私は貴社での仕事を通じ、好きな洋服が与えてくれる元気を多くの人に届けたいと考えています。その理由は、私自身 が貴社の製品と出会ってから日々の洋服選びが楽しくなったためです。
現在日本には様々なファッションブランドがあり 、自分の好きな服を非常に手頃な値段で手に入れることができます。しかし、他のテイストに比べるとガーリーでクラシ カルな普段使いのできる服はあまり多くありません。
そんな中、オフィスシーンでも休日でも着られる幅広いデザインを 展開する貴社の魅力を日本にもっと伝えたいと思い、貴社での選考を志望いたしました。

 

この志望動機における「なぜうちの会社じゃないとだめなのか」
「クラシカルテイストの中で幅広いデザイン展開」
「着用シーンが制限されないラインナップ」
です。
その一方で「他の学生よりも絶対私を採用した方がいい理由」
「実際に貴社の製品の良さを知っているから」
「もっと多くの人に知ってほしいと思っているから(→販促に力を入れられる)」
と言えます。
 
このポイントを
  • なるべくわかりやすく
  • 難しくならない日本語で
  • 会社の未来につなげる形で
書くとより良い志望動機になるのではないかな……
と感じています。

 

最後に:大学では教養、専門学校では技術

うりうちゃんは大学に入学し、希望のゼミに入り非常に楽しい4年間を過ごしました。
しかし、留学後のコロナ就活氷河期では、就活に強い先生のゼミでもない限り就職に相当苦労するという現実を目の当たりにしました。
 
ゼミには全く不満がなかったので、就活はある程度のコツがいるものであり
それは大学で学ぶものではないのだなと強く感じました。
 
3年の秋ごろからインターンや説明会に行って準備をしている人や行間を読める人は問題なくこなせても、発達障害があるとこんな当然のこともわからない可能性があります。
そのコツさえ分かれば格段に作業が進むのに。
 
就職活動全体が個人戦になったなと感じる今日、専門学校の就職させるプロたる先生方から教わったことが
今後就職活動をする人のお役に立てば嬉しいです。
 
 
それではごきげんよう👋